わたしの土手町シリーズ④ 幼いころの記憶
私の一番古い土手町の記憶は、親戚との食事。土手町で食事するのは特別なことだった。中三の隣、パチンコ屋の2階にあったレストランだったと思う。
曽祖母は中央市場が大好きでよく連れて行っていってもらった。活気あふれる店内。人混みの中ではぐれないように、一生懸命になって曽祖母の袖につかまっていた。
私は、竹森玩具店とおもちゃのふせが大好き。どうしてもおもちゃを買ってほしくて、お店の前を通るたびに、何度も立ち止まってねだったものだ。外から見えるおもちゃの数々が、宝の山に見えた。
帰りはお土産に、カネ長武田の入口にあった甘栗を買うのがお決まり。父が大好きだったお店。ほんのり甘い味は、まだ大人の味に感じた。
土手町に行くのが大好き。今でもその気持ちは変わらない。
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