弘前ねぷたまつり2023!歓声が響いた城下町
こんにちは! 弘前に移住して3年目の市民ライター、黒岩です。
今年の弘前ねぷたまつりでは、4年ぶりに制限なしの「ほぼ通常開催」が実現。2021年に弘前に移住した私としては、初めて見る「本来の」弘前ねぷたまつりです。
胸を高鳴らせながら、祭り会場に行ってきました!
今年の夏は全国的に暑かったですよね。暑過ぎて外に出たくない時もたくさんあったのですが、弘前の夏を彩る祭りは、もっとアツかったんです!
◆夏の風物詩である「弘前ねぷたまつり」が開催されました!
300年以上の歴史を持ち、地域全体で大切に受け継がれてきた弘前ねぷたまつり。祭りは毎年8月1日から7日までの1週間開催され、地元の人々や観光客など多くの人でにぎわいます。
開催期間は1週間ですが、ねぷたの制作や囃子(はやし)の練習などは春の終わり頃から本格的に始まるため、弘前に住んでいると、長い期間にわたって祭りの雰囲気を楽しむことができます。
2020年と21年は弘前ねぷたまつりとしての合同運行が中止となり、静かな夏が続きました。2022年は、「ヤーヤドー」などの掛け声は自粛、マスク着用などの感染対策を行いながら、弘前ねぷたまつりの合同運行が再開。弘前ねぷたが文献に登場してから300年の節目を祝う「弘前ねぷた300年祭」も無事に開催され、再びにぎやかな雰囲気が戻ってきました。
◆弘前ねぷたまつり初日!
弘前ねぷたまつりの運行ルートは、【土手町コース】と【駅前コース】があり、初日から4日間は弘前の城下町である土手町を運行します。弘前公園の外濠には、多くのねぷたが並んでいます!
日が暮れ始めると、沿道にも多くの人が集まってきました。去年も同じ場所で観覧したのですが、比にならないほど人でいっぱいに。
◆弘前ねぷたまつりコンテストも復活!
土手町コースのスタート地点である桜大通りでは、弘前ねぷたまつり出陣式が盛大に行われました。出陣式では桜田宏市長や宮下宗一郎県知事の開会挨拶が行われ、祭りのスタートを告げると、会場からは大きな拍手が沸きました。
今年はねぷたのコンテストも4年ぶりに復活。審査席には審査員が並び、ねぷたの構造や絵の美しさ、囃子の演奏などを審査基準に沿って総合的に各団体を評価します。
◆弘前ねぷたまつりの先陣を切る、津軽情っ張り大太鼓!
18時を過ぎると、桜大通りから祭囃子の音色が響いてきます。運行の始まりを告げる音色に、観客席からは「わぁ!」という声が。遠くから聞こえる重低音に、会場は熱気に包まれていきます。
祭りの先陣を切るのは、弘前ねぷたまつりの中でも圧倒的な存在感を放つ「津軽情っ張り大太鼓」。直径3.3メートル、胴長3.6メートルの大きな太鼓で、50年以上にわたって音色を響かせ続けています。
◆ねぷた出陣に「ヤーヤドー!」の声
4年ぶりに感染対策の制限がなく開幕した弘前ねぷたまつり。会場から響く「ヤーヤドー!」は、喜びに満ちた歓声にも聞こえました。観光客と地元の人々が一体となって楽しむ姿勢と、今年の祭りのにぎやかな雰囲気に、「これが本来の弘前ねぷたまつりか!」と感じました。
◆まとめ
多くの人を魅了した弘前ねぷたまつり。制限なしの開催で本来のにぎやかさが戻り、私も声が枯れるほど熱狂することができました! 津軽情っ張り大太鼓の迫力ある音色や、勇壮なねぷたの美しさ。文化と歴史が色濃く残る弘前という場所に移住してよかったなあ、と改めて感じる時間でした。
来年の祭りが今から楽しみです!
本記事に関する著作権やその他の権利は弘前市に属します。
弘前市の許可なく、本文や写真を無断で転載することを禁止いたします。