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300年の歴史!「弘前ねぷたまつり」が3年ぶりに開催されました!

 

▲今年で300年の節目を迎える弘前ねぷたまつり

 

 

こんにちは!市民ライターの黒岩です。

弘前に移住して1年がたち、2度目の夏を迎えました。

 

さまざまな文化が息づいている街として知られる青森県の弘前。中でも「弘前ねぷた」は長い歴史を持ち、夏の風物詩として多くの人に愛されています。

 

2020年、2021年と2年連続で弘前ねぷたまつりの合同運行が中止になり、市民にとっても静かな夏が続きましたが、2022年8月に3年ぶりの開催が実現しました。

 

今回は、弘前ねぷたまつりの歴史から運行の様子まで一挙にご紹介します!

 

 

 

◆弘前ねぷたの歴史

 

弘前ねぷたの歴史は深く、いつから始まったかは定かではないものの、1722(享保7)年の文献に登場していることから、少なくとも江戸時代中期には存在していたことが分かっています。2022年は文献登場300年という節目の年にあたり、「弘前ねぷた300年祭」として大いに盛り上がりました。

 

「ねぷた」という言葉の語源にも由来があります。諸説あるのですが、暑い夏場の農作業中に襲ってくる睡魔や災いを川などに流して外に追い払う行事「眠り流し」が変化したことで「ねぷた」が生まれたと言われています。

 

 

◆弘前市役所もねぷたを制作!

 

ねぷたを制作するのは、町会や集落での団体のほか、仲間が集まって参加するグループ、企業主催などさまざまですが、弘前市役所も毎回欠かさず参加し、祭りを大いに盛り上げています。

 

制作に携わる人のほとんどは弘前市役所職員。仕事の合間を縫ってねぷたを完成させるだけでなく、囃子(はやし)の練習や運行手順の確認など、何日も前から祭りの準備が行われます。

 

 

▲ねぷた小屋での制作風景

 

ねぷたを制作する場所は「ねぷた小屋」と呼ばれる仮設の建物が主流です。夏になると市内各地に建てられ、運が良ければ囃子の練習も見ることができます。弘前市役所のねぷたは役所の敷地内に小屋を作り、中で作業を行うのですが、その姿は職員というより職人そのものです。

 

▲弘前市役所の敷地に設置されたねぷた小屋

 

 

◆弘前市役所ねぷた、ねぷた小屋から出発!

 

弘前市役所のねぷたは運行前に小屋を出発し、終わると小屋に帰るのですが、今回貴重な出発の瞬間に立ち会わせていただきました!

 

▲弘前市役所から出発

 

▲弘前市役所ねぷたは、ねぷた小屋から待機場所まで、人の手で移動します

 

 

取材した8月2日は朝から雨予報が出ており、ポツポツと雨が降り始めます。ねぷたにはビニールがかけられ絵が濡れることを防ぐのですが、雨風の対策も全て先人の知恵。もともと8月は雨が多い時期でもあるので、雨とねぷたまつりは切っても切り離せない関係なのです。

 

▲ねぷた待機場所に到着。他の団体も集まり始めます

 

 

 

◆弘前ねぷた、出陣!

 

弘前ねぷたまつりは17時に打ち上がる花火で開催が告知されます。雨が強まっており、祭りに来ていた人たちも不安な表情を見せていましたが、無事に花火が打ち上がり、沿道にも人々が集まり始めました。

 

▲土手町には多くの人がねぷたを見に集まります

 

19時を過ぎると、扇ねぷたを中心としたねぷたの山車が運行を開始。弘前市役所のねぷたも沿道を盛り上げ、観客の拍手が響きます。

 

 

 

▲ねぷたまつりを盛り上げる祭囃子(まつりばやし)

 

弘前ねぷたまつりでは、主に小型のねぷたから先に運行され、後ろには太鼓や笛などを演奏する囃子が続きます。囃子方も祭りには欠かせない存在で、繊細な笛の音や勇壮な太鼓の響きは、一度聞いたら耳から離れません。

 

▲「ヤーヤドー!」の声が響きます

 

 

◆祭りを終えて

 

▲弘前ねぷたまつり最終日の様子。午前中に運行します

 

8月1日〜7日までの一週間、今年の弘前ねぷたまつりには46団体が参加。通常は「ヤーヤドー」の掛け声が沿道から響きますが、今年は拍手による応援や、マスクの着用が呼びかけられました。

 

中には「寂しい」「掛け声があってこその弘前ねぷたまつり」と話す人も少なくありませんでしたが、3年ぶりの開催とあって、多くの人がねぷたを見るため沿道に集まり、手を振り拍手を送る姿がとても印象的でした。私にとっては初めての弘前ねぷたまつりでしたが、弘前市民にとって大切な行事のひとつであり、継承していかなければいけない伝統なのだと強く感じました。

 

祭りを見に来てくれた方も、そうでない方も、弘前ねぷたの歴史や伝統に興味を持っていただけたらうれしく思います!

 

また来年、弘前でお待ちしています!