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弘前城雪燈籠まつりの見どころは?注目の雪像と雪明かりの幻想的な景色

冬の弘前市民の楽しみである弘前城雪燈籠まつりを見に行ってみました。1977年(昭和52年)から続いているまつりで、弘前の四大まつりの1つです。弘前公園を会場に、市民が作った雪燈籠やミニ雪像、また、陸上自衛隊弘前駐屯地の協力のもと制作された大雪像や大型滑り台などがあり、夜にはライトアップや明かりが灯されて幻想的な景色を見ることもできます。どんなイベントなのか。楽しみです。

 

追手門から入ってすぐに出迎えてくれたのが、今年の干支にちなんだウサギとダルマが合体したようなゆるキャラみたいな雪像です。他には埴輪(はにわ)や岩木山を型取った雪像など、個性的な雪像が何十基も並んでいました。これらは市民の手によって造られた雪像。弘前城雪燈籠まつりは作る人も見る人も楽しむことができるまつりなのです。

▲ダルマのようなウサギの形をした雪像

 

▲なぜか埴輪の雪像

少し歩くと市民広場に「HIROSAKI」の雪像がありました! 観光地で写真映えすると最近人気のアクリルスタンドを思わせる雪像です。「HIROSAKI」の大きさに驚いたと同時に、「I」の部分に人が入れるスペースがありました。日没後はプロジェクションマッピングが投影され、また、人の動きに連動して映像が変化するなど、インスタ映えするように工夫がされていました。

▲HIROSAKIの雪像

 

続いて、弘前城の天守に向かいました。天守に向かうまでの道中は地元の企業や団体が作った多種多様な雪像や燈籠が並んでいて、飽きることがありません。中には雪像と一緒に写真を撮る人もいました。

天守に着いたころにちょうどライトアップが開始。撮影した日の夕方は晴れていて、晴れ空とライトアップされた天守を近くの雪燈籠と一緒に撮れました。

▲弘前城天守

本丸には岩木山が一望できる場所があります。冬場は岩木山は雪雲に覆われてなかなか顔を出しません。弘前城雪燈籠まつりの夜は岩木山が見えなくても、ミニカマクラの一群が見れます。ミニカマクラの中にはろうそくの灯が一つ一つあり、遠くから見たときにまるでホタルが葉っぱに止まって光っているかのような景色でした。

▲ミニカマクラ。晴れている日中は奧に岩木山が広がる

ミニカマクラの場所まで歩いて行き、近づいて中を見てみると小さな雪だるまらしきものがありました。

▲ミニカマクラの中には雪だるまもいた

 

次に向かったのは北の郭(くるわ)です。北の郭ではりんごの産地ならではのりんごの木箱を使ったキャンドルがありました。先ほどのミニカマクラ群とはまた違い、木箱の暖かさの中にある色や形、大きさが全く違うキャンドルたちに目が釘付けでした。

▲りんごの木箱にキャンドル

二の丸遊園地前通路には津軽錦絵大回廊がありました。弘前の夏の風物詩である弘前ねぷたまつりの錦絵たちが大小さまざま並んでいました。ねぷた囃子の音が流されており、ねぷた好きの弘前市民はじゃわめいた(津軽弁で「ぞくぞくした」という意味)ことでしょう。

▲津軽錦絵大回廊

レクリエーション広場に向かうと出店や大型滑り台などがあり、大雪像が見えてきました。大雪像は毎年、弘前にある歴史的な建造物をテーマにしたものが造られていますが、今年は旧函館区公会堂。大きさもさることながら、窓や屋根、玄関など、実際の建物にしか見えないほどの完成度の高さに驚きました。大雪像は夜になると、プロジェクションマッピングも行われ、多くの人たちが見入っていました。

 

▲大雪像へのプロジェクションマッピング

▲子どもに大人気の大型滑り台

弘前城雪燈籠まつりは大人から子どもまで楽しむことができます。見るだけでも十分ですが、参加して雪像を作るという楽しみ方もあります。今年は終わってしまいましたが、まだ見たことがない人はぜひ来年見に行ってください。

 


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