元地域おこし協力隊員が運営!「オハナ・シェアハウス@旅館江戸川」
2022(令和4)年4月、青森県弘前市大字本町に女子専用「オハナ・シェアハウス@旅館江戸川」がオープンしました。元弘前市地域おこし協力隊員の佐野りささんが運営しています。どういった経緯で運営することとなったのか、シェアハウスに込めた思いを佐野さんに伺いました。
◆オハナ・シェアハウス@旅館江戸川はどんなところ?
「オハナ・シェアハウス@旅館江戸川」は弘南鉄道「中央弘前駅」から徒歩7〜8分、弘前大学医学部保健学科キャンパスまでは徒歩2分という立地にあります。元々、佐野さんが夫の佐野伸吾さんと静岡県で23年間ペンションを経営していたことがあり、シェアハウスの経営に抵抗はありませんでした。
洋室、和室合わせて全8室からなっており、部屋ごとにハワイ語で名前が付けられています。洗濯機やキッチンは共有のものとなっています。
4階には共有スペース「Hoaloha」(ホアロハ)があります。「Hoaloha」(ホアロハ)はハワイ語で「大切な仲間」を意味し、佐野さんがコロナ禍における学生の孤立化を防ぐために、学生同士で交流してほしいという思いで名付けました。どうしてハワイ語なのでしょうか? 23年間、佐野さん夫妻が静岡県で経営していたペンションがハワイアンスタイルだったからです。お客様をおもてなしする上で「AlohaSpirit」(アロハの精神)を大切にしてきた佐野さんの思いが込められています。
◆オハナ・シェアハウス@旅館江戸川に込めた思い
「オハナ・シェアハウス@旅館江戸川」は、以前は観光客のための旅館として利用されてきました。しかし、旅館を経営していた方が、体調を崩し運営するのが難しくなったため、当時、地域おこし協力隊員として活動していた佐野さんが、自身の経験も活かして、旅館江戸川を新しい形で活用しようと引き受けました。
「旅館江戸川を引き受けた時に、ちょうど新型コロナウイルスが流行り始めまして、学生の方から授業や部活動、サークル活動などの学生同士の交流がなくなっていることを伺っていました。そこで、学生の方が孤立しないようにシェアハウスという形で生活の支えになれればと思い、始めました」
佐野さんは「オハナ・シェアハウス@江戸川旅館」の運営を通じて、学生や社会人の方に居住してもらい、交流するだけでなく、元弘前市地域おこし協力隊員時に培った経験を伝えていく場所にしていきたいとおっしゃっていました。
「弘前の学生と交流するうちに、進学をきっかけに弘前に来たのにりんご産業に全く関わらずに卒業してしまう学生が多いことに非常にショックを受けました。せっかく弘前に来たのだから一度でもいいからりんごの収穫をしてもらいたいです。私自身、弘前市の地域おこし協力隊員であったこともあり、弘前市に深く関わってきました。地域おこし協力隊員の時の経験を学生の教育にも繋げていければと考えています」
◆さいごに
今回、元弘前市地域おこし協力隊員の佐野りささんが運営する「オハナ・シェアハウス@旅館江戸川」を取材しました。
私自身、進学のために弘前市に移住してから2年が経過しますが、経験豊富な元弘前市地域おこし協力隊員である大家さんがいるのは、弘前市のことを知るのにとても頼もしいと感じました!
また、通勤・通学が大変な冬の時期に一定期間だけでも入居できるそうです。
ぜひ、地域に関心がある学生や弘前市の人と交流したい方は、入居を考えてみてください!
【オハナ・シェアハウス@旅館江戸川】
住所:青森県弘前市本町99番地
Tel:090-6808-2042
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