お盆だよ!全員集合!ひろさき圏域移住者交流会に参加しました
◆ひろさき圏域移住者交流会って何?
今回参加したのは、移住者と移住検討者が参加して意見交換する交流会です。
令和4年8月12日、弘前圏域(※)に移住した方を対象として、「お盆だよ!全員集合!ひろさき圏域移住者交流会」が開かれました。移住して、もうすぐ6年となる私も初参加。
当日の交流会は、移住者と移住検討者24人(うち8人はオンライン)が参加しました。
移住後の現状や体験談の紹介、移住して良かった点や課題と感じることをざっくばらんに話し、移住を検討している方に「現場の生の声」を聞いてもらうことができるというもので、さまざまな職種、年齢の方が参加して交流しました。
▲くじ引きで席を決め、1つのテーブルに3~4名着席。まずは乾杯!
◆交流会の様子
交流会に参加している方にはリピーターも。お互い手を挙げて挨拶するなど、堅い雰囲気はまるで無し。乾杯し、おやつを食べながらそれぞれのテーブルで自己紹介。初参加の私の緊張もすぐに和らぎました。10分ほどの雑談を経て移住者の体験談に聞き入ります。
弘前に移住して良かったこととして意見が多かったのは、通勤時間が都会に比べて短い。保育園が近隣なので送迎も楽。子どもが自然に触れる機会が多く子育てしやすい。周囲の人が優しく、子どもを連れて出かけやすい。車を持つコストや冬季の運転を考えるとタクシー利用でも生活にそんなに不自由を感じない、など。
また苦労した点は、津軽弁が分かりにくくコミュニケーションが難しい。同世代の友達がなかなかできない。冬季に子どもと一緒に遊べるインドアの公共施設が少ないこと。積雪など冬の備えは万全にしたほうが良いこと。移住を機会に転職すると、首都圏より給与水準が下がること、など。
移住を考えている人へのアドバイスとして、冬を快適に乗り越えられるかどうかも見極めるために移住を考えているなら冬に訪問してみることがお勧め、何度か足を運んで少しでも顔見知りを作っておくことなどが挙げられました。
私も、住む場所や季節によって交通の利便性も違うので事前に情報を得ることは必須だと思います。ちなみに弘前市は、令和5年4月から高校生までの医療費を無償化すると発表しています。子育て世代にはうれしい情報ですね。
◆移住者限定の交流会で感じたこと
遠くから移住してくれば、やはりそれなりの悩みや苦労はつきもの。
お祭りが好きで自然が好きで、山が近くて青森には3つの海がある!と移住を手放しで喜んでる私にも悩みのひとつやふたつやみっつ・・・。
積極的に移住を希望して来たわけではない方、住んでみたけれどやっぱり合わないかも・・と感じている方も、居住年数に関係なく遠慮せずに今の気持ちを言える。それぞれの立場で発信することに気づきや課題を改善するヒントはたくさんある。そこをすくい上げ、前向きな力に転換する場、県外からの視点を情報交換する場としても、この交流会は機能していると思います。また、友達ができるきっかけになることも大きなメリットです。
今回、移住検討者として県外から参加した方は6人。気になることとして仕事や給与面が多く挙がっていました。
移住者には、弘前で起業している方や、首都圏と弘前圏域の2カ所に拠点をおいて活動している方、移住後にWワークをしている方もいて、幅広く柔軟な働き方が多いと感じました。
移住を検討している皆さんはぜひこうした交流会に参加して、移住への足掛かりにしてはいかがでしょうか。私も、転居時は夫と夫の家族しか知り合いがいなくて心細かったです。最初から交流会の存在を知っていれば、もっと気持ちが楽になっていたと思います。交流会に参加しないまでも、ちょっとした問い合わせ…「弘前ってどんなところ?」でも良いのではないでしょうか。
弘前圏域に興味を持ったらぜひ、それぞれの市町村のホームページや「弘前ぐらし」にアクセスしてみてください。そしてぜひ交流会に気軽に参加してください。きっと参考になる情報に出会えますよ。
あなたの弘前ぐらしのはじめの一歩となることを願っています。
※弘前市、黒石市、平川市、藤崎町、板柳町、大鰐町、田舎館村、西目屋村の8市町村