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弘前の便利な公共交通「100円バス」(土手町&城東横断編)

◆土手町循環100円バスと城東環状100円バスを使いこなせたら、車なしでの「弘前ぐらし」がグンと充実!

100円バスは価格・ルート・運行本数、どれをとっても弘前の中で使い勝手の良い路線です。今回、土手町循環100円バスと城東環状100円バスを上手に乗り継ぐポイントを紹介します。

▲100円バスは、弘前駅を境に西側2路線、東側2路線走っている(画像協力 弘南バス株式会社)

弘前の市街地は、弘前駅を境に中心地区(弘前城方面)と城東地区に分かれています。城下町として歴史的・文化的な風情漂う中心地区と、昭和40年代頃から開発が進み、大型商業施設が豊富な城東地区とでは、それぞれに異なる良さがあります。

▲バス乗り継ぎ経験皆無のライターは、取材するまでバスで両エリアを横断するという発想がなかった

土手町循環100円バスと城東環状100円バスの組み合わせのコツをつかめば、両エリア間の移動がしやすくなり、暮らしやすさがさらに向上すること間違いなし!

駅内自由通路を突っ切ることで両路線のバス停をスピーディーに移動できたり、駅前に便利な遊歩道があったりと、今回の取材で、100円バスそのものだけでなく、周辺の徒歩ルートも弘前は結構便利だなあと感じました。


▲弘前バスターミナルから「弘前駅城東口」まで、トータルで徒歩10分かからない

◆城東環状100円バスと土手町循環100円バスの乗り換えは、弘前駅で

城東環状100円バスと土手町循環100円バスを乗り継ぐ今回のプランでは、どこで降りて乗り換えるか、というのがポイントになります。

両路線のルートを見ると、城東環状100円バスの終点と土手町循環100円バスの出発点は「弘前バスターミナル」。理屈でいえば「バスターミナルで乗り換える」が正解なんですが……。

城東環状100円バスは「弘前駅城東口」から終点の「弘前バスターミナル」まで結構移動距離があり、混雑状況や信号待ちのタイミングによっては10分くらいかかります。時短重視、効率優先ならば、「弘前駅城東口」で降りる、というのもひとつの手です。

▲城東環状100円バスと土手町循環100円バスの乗り換えは2通りの方法がある(国土地理院地図を加工して作成)

「弘前駅城東口」で降りると、駅内の自由通路を突っ切って進むことで、3分ほどで土手町循環100円バスの「弘前駅前」バス停まで移動できます。

▲エスカレーター、昇って降りたら、反対側のバス停は目の前

◆バスターミナルから弘前駅は、遊歩道や地下道を用いると徒歩移動もスムーズ

次に、土手町循環100円バスから城東環状100円バスに乗り換えるパターンで、弘前バスターミナルから弘前駅まで徒歩で移動する場合のルートを紹介します。

土手町循環100円バスの運行エリアから城東環状100円バス(大町回り)にバスターミナルで乗り換えようとしたところ、タイミング悪くバスが出た直後。次の便は30分後です。遠回りだけど同じ目的地に行ける「和徳回り」でも、15分は待たないといけません。こんな時、バスターミナルから弘前駅までは徒歩移動がしやすい環境整備がされているので、歩いて駅に向かうのもひとつの手です。

弘前駅から大町を経て土手町にかけて、全長600~700mほどの遊歩道「えきどてプロムナード」が整備されています。車が通らないから安心して歩けますし、いろんなオブジェが設置されていたりして、歩いていて楽しい空間です。

▲バスターミナルから道路を渡ると、そこはもう「えきどてプロムナード」

遊歩道を駅方面に進むと、やがて駅前まで通じる「弘前駅中央口広場地下道」にぶつかります。地下道を使うことで、信号を渡ることなく、駅まで移動することができます。この地下道はエレベーターも設置されています。

▲「えきどてプロムナード」から「弘前駅中央口広場地下道」へ

バスターミナルから遊歩道・地下道を使って弘前駅まで約300m。4~5分歩けば着く距離です。駅内の移動時間を加えても、7~8分で「弘前駅城東口」まで行けるので、悪天候でなければこんなルートもいいのではないでしょうか?

ちなみに、「弘前駅中央口広場地下道」は弘前出身画家の作品が4点飾られている「隠れアートスポット」でもあります。

▲上段2点が洋画家・工藤甲人作品、下段2点が日本画家・奈良岡正夫作品

今回親子3人でバス移動しましたが、妻は「普段車を運転してると景色を見る余裕がないけど、バスだと『ああ、こんなところにこんな店できたんだ』とか発見があるね」と言っていました。6歳になったばかりの娘も、両親と一緒にバスに乗ったり遊歩道や地下道を歩いたりするのが楽しかったようです。公共交通は自家用車利用とはまた違う景色や時間の楽しみ方がありますね。

弘前のとても便利な公共交通「100円バス」。100円バスのバス停付近で便利な抜け道感のあるルートを発見したらまた紹介したいです。

前回は「基本編」と題して「100円バス」の概要を紹介させていただきました。未読の方は、「基本編」もお読みください!

さあ、次はあなたの番! 乗ってみよう、100円バス。