voice移住者の声
夫婦で移住。ボードゲームカフェを新しく弘前で創業
神谷雄さん・歩さん(かみや ゆう・あゆみ)鳥取県出身
- 移住年
- 2017年11月
- 職業
- 自営業
鳥取県出身の雄さんと弘前市出身の歩さん。結婚を機にUIターンし、弘前では初となるボードゲームカフェ「遊べるカフェTriple(トリプル)」を百石町に開業させる。
遊べるカフェTriple
弘前には顔の見える交流や地域に根付いたコミュニティがある
東京の生活より田舎暮らしに憧れていました。休日にはサイクリングをしたり温泉巡りなどをしたりして、今にして振り返れば都会から離れた生活を意識していたのかもしれません。妻(歩さん)とはボードゲームを通じて知り合いました。すぐに意気投合し、自分たちの店を作りたいと計画し始めます。弘前に店を持つことに決めたのは、歩さんが弘前市出身だったから。実際に弘前で不動産店を回ったりボードゲームの需要を調べたりしたのは2017年8月。移住する3カ月前でした。
私はエンジニアで、フリーランスとして働いていました。妻は事務職の会社員でしたが、弘前に店を持つことにあたり会社は辞職。その当時は帰郷することを考えていなかったようです。家族も戻ってくることは考えていなかったようで、帰郷を決めた際は逆に喜ばれたりもしました。
地元鳥取での開業という選択肢がなかったわけではありません。しかし、何度か弘前に訪れるたび、土地柄が鳥取と似ていてとても気に入ってしまったこと、どうせならまだボードゲームが浸透していない新しい場所で、その魅力を伝えたいという思いが大きくなっていきました。オープンにあたっては、ボードゲームを通じて知り合った人たちが協力してくれただけでなく、弘前の人たちも快く受け入れてくれた環境もありました。顔の見える交流や地域に根付いたコミュニティのネットワークなどは、東京にはない人間関係があると感じます。
弘前の生活、自然と都会
弘前の生活は自分のペースに合っています。満員電車での通勤はなく、行列などに出合うこともありません。さらに人混みで歩くペースを乱されることもなく、肩がぶつかるようなこともありませんね(笑)産地直売所へ行けば、季節の食材が簡単に手に入ることも魅力の一つ。リンゴやブドウ、旬の地物が食べられることは東京でなかなかできないことではないでしょうか。また、弘前周辺は温泉が多く銭湯の数が全国有数の規模。お気に入りの銭湯などもできたため、楽しみにしながら通っています。
趣味のサイクリングは弘前に来てから、よりやるようになりました。サイクリング大会といったアウトドアのイベントが定期的に開催され、東京より参加しやすいことはうれしいです。また、弘前は自然が多く、走っているだけで気持ちが晴れるような道路がたくさんあります。ほどよい都会感があり、豊かな自然に囲まれている環境が私たちにとって弘前の魅力ですね。