糖度18以上のトウモロコシ「嶽きみ」、弘前の夏の味覚を収穫体験
◆嶽きみに会いたくて
「嶽きみ」とは、弘前市の岩木山麓の「嶽地区で生産されている」トウモロコシのこと。「きみ」は津軽弁でトウモロコシを意味します。標高400~500メートルの高原で栽培され、昼夜の寒暖差によって甘さが培われると言われ、その糖度はメロンなど果実並みの甘さの18~20パーセントにもなります。ジューシーな食感と甘さで地元民にこよなく愛される夏の味覚の一つとなっています。
今回、「嶽地区自然散策&嶽きみ収穫体験」というツアーを体験してきました。今年で4回目の企画で、岩木地区の魅力を周知することを目的としています。希望者が多ければ抽選になります。今回は子ども2人を含む20人の参加でした。
ガイド付きで自然散策をして、嶽きみを収穫体験し、昼食を食べ、希望者は温泉に入ることができるという何ともぜいたくなコースを満喫しました。
◆道草だらけの道中
「嶽地区自然散策」として道中の草花の解説を受けながら進みます。解説が興味深く、知的好奇心がどんどん膨らみます。オオイタドリで作る水鉄砲の話やツリフネソウやオオウバユリの生きるための戦略など、普段だったら何も考えず通り過ぎていた植物がどんどん魅力的に見えてくることに感動を覚えました。
◆いよいよ嶽きみ畑へ
木立を抜けていよいよ畑へ。害獣除けの電線で囲まれた畑。見渡す限りの畑に驚きました。きみ畑を近くで見るのは初めてです。整然と列をなしています。収穫が終わった畑や、まだ小さなきみも見えます。収穫時期がずれるように植栽していると聞きました。
◆いよいよ嶽きみの収穫!!
案内に従い、決められた場所で各々これぞと見定めた嶽きみを収穫します。
宝探しのようでワクワク。背丈よりも大きい畑の中は迷路のようでした。
今回の嶽きみは「恵味(めぐみ)」という品種でした。ずっしりと重くて大きい。
皆さん、満足そうでした。
収穫後は岩木青少年スポーツセンターで昼食をとり、希望者は温泉に入浴します。
お弁当を食べながらしばし歓談。
市内から参加した女性グループは「昨年も参加しました。楽しくてまた来ました」とのこと。リピーターもいらっしゃるとは・・!
同じく市内在住の小学5年生の男の子は「植物のお話がいちばんおもしろかった。トウモロコシの生育やツリガネソウの受粉が知れてよかった」と話してくれました。
食事後は入浴希望者と帰宅者に分かれて解散となりました。
9時から始まったツアーはほとんどが散策でしたが、道中の解説に引き込まれてしまい、あっという間に過ぎました。嶽ならではの魅力を四季折々に聞きたいと感じました。

▲ツアーで自然散策の解説を担当した 青森自然誌研究会 齋藤信夫さん(左) と県立郷土館主査 原裕太郎さん。
帰り道に嶽きみを追加購入するため販売店へ寄り道しました。
◆嶽きみの販売は期間限定!行列必至の嶽きみロードとは
8月初旬から販売開始となる嶽きみ。多くの店が出る道路は「嶽きみロード」と呼ばれ、遠方からのお客さんも絶えない。今年のお盆は大変な混雑だったとのこと。
店先にうずたかく積まれている朝採れの新鮮なきみ。お客さんに次々と購入され、おもしろいようになくなっていきます。少し奥では、きみを茹でる大鍋が湯気を立てていて、甘い香りが外まで漂ってます。
弘前の夏の思い出に、嶽に行ってアツアツの茹できみを食してはいかがでしょうか。
取材協力:岩木みらい協議会
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