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わたしの推し桜シリーズ① 弘前城植物園に1本だけの「湖上の舞」

ソメイヨシノに続いて咲く桜は約40種700本に及びます。丁寧に管理された桜のリレーはとても見事ですが、その中でも弘前城植物園にたった1本だけある「湖上の舞」が私の推し桜。大きさは2メートルほどとほかの木よりも細くて小ぶりです。
うっかりすると通り過ぎてしまいそうなくらいひっそりとたたずんでいます。
初めて見たときは1本の木に色とりどりの花がある咲き方に驚きました。

咲き始めは白く、咲き進むにつれてピンク色が濃くなっていきます。
満開になるとまるで花束のような彩りになり、ため息の出る美しさです。
見頃は弘前さくらまつり中盤から後半に差しかかるころでしょうか。
咲き終わるころにはほとんどの花が濃いピンクに染まります。
図鑑によるとマメザクラの一種だそうです。
桜の色の変化について弘前公園の桜守さんに聞いてみました。

『一般的に咲き始めは白く、次第に中心から赤色を帯びて、最終的に散ります。
開花した花は受粉することでその目的を果たし、その後、散る準備を始めるのですが、この散る準備をする過程でアントシアニンという色素がつくられるために赤色になるものです。
また、桜は一斉に咲くように感じますが、実際は1本の木の中でも、1つ1つの花の開花には数時間から数日のばらつきがあることから、白い花と赤い花が混ざって咲いている状態で見ることができます』

説明を聞いてもやっぱり不思議です。ほかにある湖上の舞もこんなにはっきりと色彩が変わるものなのでしょうか?それにしてもドラマチックでかわいらしい桜、来年も見に行くのがとても楽しみです。

▲満開の「湖上の舞」

 


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