ツーデーマーチで2日連続10キロ歩いてみた!
2024年6月1日から2日にかけて「第26回 津軽路ロマン 国際ツーデーマーチ (以下、ツーデーマーチ) 」が開催されました。
◆ツーデーマーチとは
ツーデーマーチとは、弘前市と平川市を舞台に行われるウオーキングの祭典です。岩木山、リンゴ畑、歴史的建造物などの津軽の自然や文化に触れることで、健康づくりに役立ちます。ウオーキングが趣味の人や友達・家族連れなど、全国各地から多くの参加者が集いました。
1日目と2日目でそれぞれ好きなコースにエントリーすることができます。参加日数は1日でも、両日でも可能です。
私は2日間とも10キロコースに参加しました。
◆弘前市中心部からリンゴ畑へと歩いた1日目
スタート地点の追手門広場を出発します。旧第五十九銀行本店本館(青森銀行記念館)を通り、弘前れんが倉庫美術館、最勝院五重塔と歴史的価値のある建物がコース上にありました。
次はチェックポイントの弘前市りんご公園。チェックカードにスタンプを押してもらい、水分補給やトイレ休憩をします。アップルパイやりんごジュースを買っている人も見られました。
▲弘前市りんご公園の入口付近
弘前市りんご公園を出ると、しばらくリンゴ畑が続きます。リンゴ畑と岩木山のコラボレーションには懐かしさを感じました。
常盤坂配水ポンプ場や弘前市立西小学校を通り過ぎると、大通りに繋がります。城西大橋を進み、岩木山のよく見える弘前天満宮の境内を歩きます。
弘前公園の市民会館口から入り、追手門口から出ると、無事に追手門広場へゴールしました。
◆平川市の田畑と蔵が興味深い2日目
2日目のスタート地点は平川市役所です。平川市役所には、弘前駅から送迎バスで向かいました。裏面にアニメ『じいさんばあさん若返る』のイラストが描かれた「HIRAKAWAスタンド」に見送られながらの出発です。
スポーツランドひらかでは、テニスやソフトボールの試合が行われていました。
田畑と住宅街のコースが長く続きます。田んぼに水が張ってあり、風が心地よかったです。
その後も水木精肉店、平川市立平賀東小学校といった目印を頼りに歩き進めます。
ここでチェックポイントの農家蔵の館に入ります。
平川市尾上地区には、国登録有形文化財の蔵が立ち並んでいます。立派な蔵が現在まで大切に保存されてきたことを思うと、ロマンを感じました。
バイパス交差点へ繋がる道を進むと、津軽尾上駅に近づいてきます。駅舎もまた、蔵をモチーフとしているように見えます。
ゴールまであと少し。平川市役所尾上総合支所、四季の蔵 もてなしロマン館を通り過ぎ、猿賀公園でゴールしました。猿賀公園の鏡ヶ池にある赤い社殿と、ハスの葉の緑のコントラストが美しいです。
◆津軽の自然を歩いて堪能する
歩いている間は、スマートフォンなどを見ることができません。私たちは日々膨大な情報にさらされていますが、自然の中を歩くことでデジタルデトックスになりました。
カッコウの鳴き声や草の匂い。景色を見るだけでなく、五感で津軽の自然を楽しむことができました。
私は車を持っておらず、通勤や買い物の際は基本的に歩いて移動しています。歩くことには自信がありましたが、さすがに2日目の後半にもなると疲労を感じました。
年配の参加者が私より速いペースで歩いているのを見ると、自分もまだまだ頑張らねばと刺激を受けました。
ツーデーマーチは競争ではないため、休憩しながら自分のペースで歩く人が多かったです。制限時間さえ守れば、途中にある店で寄り道をすることもできます。
◆気を付けるべきこと
参加者にはコースマップが配布され、「ツーデーマーチ」と書かれた旗が目印として随所に設置されています。ただ、周囲に人がいなくなると、本当にこの道で合っているのかと不安になります。地図を読むのが苦手な人は、道に迷わないように気をつけた方が良いと感じました。
私はスニーカーで参加したのですが、2日目に靴擦れを起こしてしまいました。歩き慣れた靴を履き、靴ひもをしっかり結ぶといった対策が必要です。
◆最後に
各ゴール地点には観光施設があります。時間と体力に余裕のある人は、食事や買い物を楽しむのも良いと思います。
津軽地方に住んでいても、行ったことない場所や知らないことがあり、良い学びになりました。歩くことで、さまざまな発見があります。
「健康に良いことをしたいけど激しい運動はちょっと…」という人は、まずは歩くことから始めるのも良いかもしれません。
ツーデーマーチに来年は参加してみてはいかがでしょうか。
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