voice移住者の声
弘前市で起業したIターン子育てと両立
斎藤美佳子さん(さいとう みかこ)北海道札幌市出身
- 移住年
- 2012年12月
- 職業
- 自営業
弘前市出身で共通の趣味を持つ夫と結婚し、移住。弘前市での日々の生活の様子をブログに綴り、有名ブロガーからシェアされることも。「さいとうサポート」http://saitoumikako.com
不思議な街・弘前で自分のしたいことを実現
弘前市に住み始めて3年目に入る頃、40歳で起業しました。パソコン業務をサポートするといった仕事です。主に事務代行や訪問してパソコンをサポートするといった業務ですが、始めるにあたり「ひろさきビジネス支援センター」に相談。開業支援を親身に対応していただき、「さいとうサポート」を立ち上げることができました。
パソコンが得意だったわけではなく専門学校に通ったわけでもありません。20歳の時に札幌から上京し、東京の劇団に所属。地方公演の準備をする仕事に就き、全国を転々としながら広報やホームページの編集、音響といった仕事までやるようになりました。27歳の時に札幌へ戻り、コールセンターの仕事を9年間続け、データ収集や新人の教育といった業務にも従事。こういった仕事を色々学ぶことができました。
弘前出身の夫と子どもと3人で移住したのは、2012年11月、38歳の時。子どもはまだ3歳で、正直、札幌より雪の多いこの街でやっていけるのか不安でした。しかし、家族でいる時間は長くなり、趣味を通じて友だちができたり、休みには子どもと出かけ回ったり、今では地元民である夫よりも交流関係が幅広いかもしれません。また弘前市は私の地元に比べ、街の規模は小さいですが、コンパクトシティといった街づくりに取り組んでいるだけあり、行きたいところはほとんど30分圏内にあるということが便利で魅力的です。文化施設や子育て支援施設などが市内には充実しており、そういったところへ行けば、すぐにつながりも広がっていきました。
弘前市はイベントが多い街
弘前市はイベントが多い街です。17万人規模の都市には見合わないような有名人や著名人が次々に来ることも不思議ですね。また、自分たちで楽しいことを仕掛けていこうという人が多いのも特徴で、さまざまな人たちが自分の趣味や経験を活用してイベントを開催しています。私も起業するにあたって、札幌でお世話になった整理収納アドバイザーを弘前に呼び、セミナーを開いたことがあります。やっている人がまだ青森にいなかったことが理由なのですが、こんなふうに弘前市では新しいイベントが生まれてきているように感じます。
子育てをする傍らで「さいとうサポート」として働き、毎日ブログを更新したり、「キセカエヤ」というハンドメイドの人形の着せ替え衣装を作ったりすることを続けていきます。趣味で培った情報収集能力や仕事でやりたいことと絡め、子どもと一緒に行きたいイベントや場所などを探し、これからも弘前市内外に情報を発信していきたいです。
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