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弘前に移住した音楽プロデューサー「創作活動の幅が増えた」

Profile

多田慎也さん(ただ しんや)東京都北区出身

移住年
2018年11月
職業
音楽プロデューサー、シンガー・ソングライター

人気アイドルグループなどに楽曲を提供するなど、東京で音楽活動を続けていたが、アイドルグループ「RINGOMUSUME(りんご娘)」との交流から弘前への移住を決意した。

弘前ねぷたを見て移住を決意

弘前のアイドルグループ「RINGOMUSUME(りんご娘)」が2016年に、ローカルアイドルの祭典「愛踊祭~あいどるまつり~」で優勝を果たします。その審査員だった私は彼女たちの楽曲を制作する機会があり、それが弘前へ行くことになるきっかけになりました。レコーディングで知り合ったりんご娘のプロデューサー・樋川新一さんに招待されたことが初めての弘前でした。樋川さんからは「移住したらどう?」といったお誘いがすでにありましたが、その時はまさか本当に移住するとは思っていません。
実は私の祖母が青森出身で、津軽弁や青森のDNAは残っていたのかもしれません。プライベート、仕事も含め、何度か弘前に足を運んでいると、東京にはない心地よさや弘前の人たちが持つ人情に触れるようになります。決心したのは「弘前ねぷたまつり」でした。2018年8月に「弘前ねぷた」の合同運行を一人で見る機会があり、「ヤーヤドー」という掛け声や太鼓、囃子(はやし)、扇型の山車を体験として目の当たりにした時、弘前に移り住むことを決意。その年の11月には弘前に移住しました。


移住前後の音楽活動の違い

私自身は感じることはないのですが、周囲からは移住前後で楽曲に変化があると言われます。作詞作曲といった創作活動の中で、たとえば山の雰囲気を感じたい時は東京の場合、インターネットを使って情報を収集することしかできなかったのですが、弘前だと実際に山へ登り風を感じることもできます。気持ちをリフレッシュしたい時、温泉へ行くことがありますが、東京だと1日かけてしまうことが弘前だとふらっと散歩する程度の時間で行けたりできます。夜の静けさや暗闇の怖さを感じるようになったことは、東京ではなかったことですね。四季の変化をはっきりと感じるようになったことも弘前に来たから。そういった体験が作風に影響していることは否めないです。
私の仕事は、アーティストの楽曲をプロデュースすること。場所を選ぶわけではありません。レコーディングや大事な打ち合わせに東京へ行くことはありますが、毎日というわけではなく、多くはオンラインで十分に済ませられます。また、弘前に来たことで仕事が増えました。今までの仕事に加え、弘前、青森からの作曲依頼が増えたといったイメージでしょうか。今後も弘前で音楽活動を続けていきたいですね。