弘前ぐらし 弘前移住情報サイト

青森県弘前市の移住応援サイト「弘前ぐらし」は移住やUIJターンの情報を発信しています。仕事探しのための求人や転職情報、補助金等の支援、暮らしのための医療、福祉、住宅や空き家情報、移住イベント情報、就農や起業までサポート。有楽町の東京事務所でも相談受付中。

news新着情報

【イベントレポート】2021.2.17開催「ひろさきコミュニティ・ラボ」

 

令和3年2月17日(水)、昨年に続き第2回目となる“ゆる~い”交流イベント「ひろさきコミュニティ・ラボ」を開催しました。
新型コロナウイルス感染症拡大防止のためオンライン開催とし、また、今回は「弘前圏域8市町村にゆかりのある県外学生」を対象に行いました。
当日は弘前圏域出身者や、県外出身で弘前圏域に興味・関心を持っていただいている学生さんなど、8名の方にご参加いただき、ゲスト・スタッフ等も含めると約25名の交流会となりました。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!

残念ながら参加できなかった方や、次回の参加を検討されている方のためにも、こちらのページでは、セミナーの模様を少しだけご紹介します。

▽イベント概要・ゲストについてはこちらをご覧ください!
https://www.hirosakigurashi.jp/event/2021/0120/3390/

▽昨年の模様はこちらをご覧ください!
https://www.hirosakigurashi.jp/2020/0304/2361/

 

■第一部 弘前圏域トピックス
県外にいらっしゃる方は、なかなか青森県を訪れられない日々が続いていることと思います。
そんな皆さまに弘前圏域を身近に感じてもらいたく、ゲストの工藤健さん(弘前経済新聞編集長)に弘前圏域の最近の出来事をピックアップしていただき、ご紹介いただきました。

▽弘前経済新聞はこちらをご覧ください。
https://hirosaki.keizai.biz/

ネットニュースならではの話題や、地域にできた新しいスポットの紹介、地域の面白い取り組みなどを中心に取り上げ、取材の裏側などを交えながら解説していただきました。
参加者の皆さまは興味深そうに耳を傾けながら、Zoomのチャット機能で「このお店知ってる!」「ここに行ってみたい!」など、感想を共有していました。

また、第一部の最後には、イベントに参加している自治体職員による30秒PRコーナーもありました。
お題は「学生にPRしたいこと」。概要は次のとおりでした。

弘前市:街歩きがしやすく、おしゃれなお店がたくさん!コワーキングスペースなども!
黒石市:田舎なので密を避けられる!青森市・弘前市・平川市などにアクセスがよい!
平川市:平川サガリ研究会が発足!「にぐを食べる文化」を発信中!
大鰐町:星野リゾート・洋風ホテル・民宿・温泉旅館など宿が豊富!スキー場も!

弘前圏域には様々な取り組みや話題があり、魅力もたくさんあります。
気になる情報や地域をぜひチェックしてみてください!

 

■第二部 ゲストトーク
ゲストトークでは、ゲストのd‐iZeさん、石塚さんのお話を中心に伺いました。
東京で10年音楽活動を行い、今は弘前でサラリーマンをしながらYouTubeなどでも発信しているd‐iZeさんと、東京で計画的に税理士資格の取得を果たし、弘前で税理士事務所に勤める石塚さん。
一見、全く違うタイプのお二人ですが、「弘前市(旧岩木町)から東京へ出て、昨年Uターンした」という共通点があります。
自己紹介の後、司会の野口さん(弘前圏域移住交流デザイナー)とゲストのお二人の対話形式でお話を伺っていきました。

Q.Uターンのきっかけや理由、エピソードを教えてください。
【d‐iZeさん】
・派手でキラキラした世界に憧れがあったが、音楽の仕事をして10年ほど経った時に、「(服に例えると) “自分にフィットしている”ような生活をしたい」、「新しいことにチャレンジしたい」、「普通な生活もしてみたい」などと思うようになった。
・元々弘前に帰るつもりはなく、東京が嫌になったわけではない。
・コロナ前は東京と弘前を行き来して仕事をしていた時期もあったが、コロナを機に弘前へ引っ越した。
・就職しようと思ったときに、できるだけコストがかからない生活をしようと思った。
【石塚さん】
・父親が弘前で税理士事務所を開いていたこともあり、税理士を目指すようになった。
・元々いつかは父の後を継ぐ可能性も視野に入れていた。
・東京の税理士法人は残業が多く、また、開業もできる仕事のため、人の入れ替わりが激しい環境。資格取得ができたタイミングでUターンしようと考えた。

Q.東京と青森の違いを感じることは?
【d‐iZeさん】
・街なかで見かけられ、後日「昨日○○にいたでしょ?」などと声を掛けられる。これは東京ではあまりないので、まだ慣れないところ。良くも悪くも距離感が近いと感じる。
【石塚乃奈子さん】
・以前は大きい企業にいたこともあり、「企業のネジ」のような感覚だったけれど、弘前で仕事をするようになり、「全体像が見えつつ人を身近に感じる」ようになった。

一見対照的なゲストのお二人ですが、東京と青森の「人との距離感」について違いを感じているようです。
確かに、人との距離感や関係性は、都会と比べて濃い部分があり、戸惑うこともあるかもしれません。
しかし、「人の温かさ」を感じられながら、「人とつながりやすい」のは、田舎特有の良さでもあると思います。

○学生の皆さんへのメッセージ
【d‐iZeさん】
「Uターンして仕事の方向性が大きく変わりました。
でも、自分の中では東京にいても弘前にいても、歌を歌っててもサラリーマンをしてても、あまり変わらないという感じがあります。
『どこで暮らす、ここじゃないとできない』が良くも悪くも今の時代はあまりないと思うし、『この職はここで、この生き方はここじゃないと』というものはなく、やりたいことはどこでもやろうと思えばできると思います。
学生の皆さんが何を軸にするかは、これからゆるく幅広く考えていってもらえたらと思います。」
【石塚さん】
「私は大学卒業後、そのまま税理士になりましたが、大学院や前の職場で出会った人の中には、別の業種から税理士を目指す人も多く、元営業職、元お笑い芸人、元借金の取り立てなど様々な方がいました。
大学卒業後、就職して違和感を感じたなら、転職したり、地元に戻ったりしても全然いいと思います。」

もっとお話を聞いていたかったのですが、残念ながら時間となってしまいました。
d‐iZeさん、石塚さん、貴重なお話をありがとうございました!

 

■第三部 やわラボ
やわラボは、話したい人が話していい、話を聞くのに集中してもいい、という「超ゆるい交流会」です。
会場で行う際は、かっちりとしたテーマもなく、その場に集まったメンバーで自由に交流し、興味のある話題のグループに移動したりなども可能でした。
しかし、今回はオンライン開催のため、Zoomのブレイクアウトルーム機能を活用しながら「やわラボ」をできる限り再現しました。
ゲスト、参加学生の皆さん、スタッフが3つのグループに分かれ、更に一度メンバーをシャッフルして交流していただきました。

各グループではゆるく、アットホームな雰囲気で様々な話題で盛り上がっていました。

○話題の一例
・弘前市はヨソモノを受け入れやすい空気がある
・弘前でのデートや遊びはどこに行った?
・暮らしをイメージするとき、仕事は重要だが、どんな楽しみがあるのかも大事
・県外に出てみてのギャップ・将来地元に戻ることについて
・仕事の選択肢が青森県は少ない
・黒石やきそば、温泉について
・株の投資について(「社会の動きを見てみる」くらいのスタンスでの学びは面白い)
・コロナ後の移住に関する自治体の対応

時間の関係で20分×2回のやわラボとなりましたが、参加者からは「もっと時間が欲しかった」といった感想も聞かれました。
運営側として、ご意見を踏まえ、今後のイベント運営において改善できればと思っているところです。

最後に、全員で「青森ポーズ」で記念撮影を行いました!


■参加者の声(アンケート結果)のご紹介
イベント後のアンケートでは、以下のようなコメントをいただきました。
「自由に津軽弁で色々話せたのが楽しかった。」
「大変楽しく参加できました。準備等大変だとは思いますが、ぜひ続けていってほしい取り組みだと思います。次回以降もよろしくお願いいたします。」
「もう少しゲストの方のお話や交流会について、もう少し突っ込んだ質問や参加者との意見交換ができると良かったなと思いました。」
「こんなに大学生が集まるところにビックリしました。」
「楽しかったです!喋り足りないくらいでした。もっといろんな方のお話を詳しく聞いてみたいです。ゆるいのが良いですね。次回を楽しみにしています。」
「発言を無理矢理求められない空気感が非常に良いです。」

また、「イベント全体としていかがでしたか?」の質問に対し、皆さまから「満足」または「やや満足」のお答えをいただきました。


今回、東京事務所として初のオンライン交流会開催ということで、不慣れな部分や不行き届きな部分もあったかと思いますが、皆さまに交流をお楽しみいただき、有益なお時間となっていれば幸いです。

次回開催を望む声もありましたので、現在やわラボの定期開催に向けて検討中です。
詳細が決まりましたら弘前ぐらしHP・東京事務所SNS・メールマガジン等でお知らせしますので、最新情報のチェックをよろしくお願いいたします!
こちらのページをご覧いただき、興味を持っていただいた皆さまのご参加もお待ちしています!

問い合わせ先
弘前市東京事務所/ひろさき移住サポートセンター東京事務所
東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館6階
電話:03-6256-0801
メール:tokyo@city.hirosaki.lg.jp
開所時間:月~金 9時~17時45分(土日祝、年末年始 休み)